ワープロやパソコンが普及してから
文章をペンで書く機会が減りました。

おかげで、漢字を忘れてしまったりして
手で書くことによる、脳の活性化が低迷しちゃった感じ。

手で書くことは、手を動かすわけですから
神経を刺激して、脳のいろいろな場所を活性化するはたらきがあるのです。

脳科学の本にも、座ったままじっとして勉強するよりも
身体を動かしながら勉強した方が
知識の定着もいいし、よりよい思考ができるとしています。

ですから、ときどきワープロやパソコンを離れて
文章を書く時間をもうけた方がいいようですね。

たしかに、創造的な仕事をするときは
ペンをにぎり、落書きするように思考をまとめていった方が
途中でいろいろな発想が出てきたり
隠れた関連性に気がついたりしますからね。

文章を推敲するときは
ワープロやパソコンのほうが
何度もやり直したり、コピーや貼り付けができますから
便利なときもあります。

大事なのは、使い分けなんでしょう。
自分の創造性を高めたいときは手書きで
文章を練り直したいときはワープロ・パソコンで
といった具合なんでしょうね。

山下静雨 ペン字上達